芸術家の生活力はどれほどか
私は芸術、、とはいわないけれどもクリエイティブ系のお仕事をしています。企画系です。
この間もちょっと自分なりにいい企画ができて、会社ですこし褒められたりもして、とても気持ちが良かった。
でも、生活力が低い。
料理はできる。掃除は好きだ。片付けも人並みにはしている。でも、毎日コンスタントにそれらをこなせるかというとそうではなく、週末とかちょっと暇な朝が訪れたら、気分が良い時のみパフォーマンスよくそれらをこなすことができる。
でも、家事って質より量じゃないですか。ひとつひとつの品質よりも、頻度が大事。お皿をひとつピカピカに磨く能力ってそんなに要らない。その作業が発生する頻度ってもう決まっているわけだから、やるべきときにこなすこと。家事は、自分の気分が高まるのを待ってはくれない。
段取りよく、毎日、コンスタントにこなすのが家事。それをできる人は自己管理能力が高い人だと思う。段取りを考えてその通りにこなすことができる人。自分が突発的にやりたいこと、たとえばこんな風に朝からブログを書くことなんかせずに、目の前のお皿を洗える人。
テレビで画家が取り上げられていた。ステキな作品を仕上げていた。話す言葉の端々に作品に対する愛が込められていて、心にグッときた。
でも、この人が結婚しているかどうかは分からないけれど、日頃の家事は全て奥さんやってるんじゃないかな?っていう思いがこみ上げてきた。
その人がどう、とかじゃなくて、世の中でこういう風にメディアに登場する人には才能がある。才能にはいろんなものがある。私が企画という日頃の職場で見てきた中で、いわゆる発想力が豊かでクリエイティブな人は2回離婚していたり、会社にいつ来るかわからなくていつも飲み会ばかりやっていたり、借金取りに追われたりしていた。
自己管理能力の高い人だって才能がある。それはでも、テレビではきっと放送されない。
世の中は、自分の気持ち関係なくコンスタントに目の前の仕事をこなせる人に支えられている。
でも、それを裏切って不倫とかする人もいる。